注文住宅の工法はどれがいいの?私のおススメは木造です。

家づくり

もともと建築が好きで、家づくりの際にいろいろな経験をさせていただいた経験からこの記事を書いています。

家づくりを計画し、展示場などを回るといろいろな工法があることがわかります。

工法なんて関係ない。出来上がりがきれいであればそれでよいという方はスルーしていただいて大丈夫です。

おススメは無垢材で建てる木造軸組み工法

完全に僕の個人的な見解ですが、一戸建てを建てられる際に僕がおススメするのは木造軸組み(いわゆる在来工法)です。

本当にいろいろなハウスメーカー、工務店を回りました。

何人もの建築士さんにもお会いしました。

その中で僕が確信したのは家を建てる地域で育った木を使って建てる木造住宅という結論でした。

どんな工法にもメリットとデメリットがある

どんな工法にも必ずメリットとデメリットがあります。

例えば、僕がおススメする無垢材での木造軸組みは建ててからも木が多少動きます。

木は生きているので感想して割れたり、反ったりすることがあります。

建ててから木が動く(割れる)音がすることもあります。

 

同じ木造でも工業製品である集成材を使った方が狂いは少ないと思います。

しかし、集成材はノリで接着しています。

集成材の歴史はまだそんなに深くありませんので、耐久性の実績がありません。

実際には全然問題なく持つかもしれないし、持たないかもしれない。

建てる時点で確信が持てなかったので選択肢から外しました。

また、集成材にはホワイトウッドといって白い柔らかい木を組み合わせた修正材もあります。これはシロアリにも弱く論外です。

木造住宅のメリット

昔からある最もポピュラーな工法

自由度が高い

木を使っていること。

(木の調湿効果や、木は切ってからどんどん強度が増していくこと)

などがあげられます。

木造住宅のデメリット

2F建てまでだと構造計算なしで建てられる。

(ちゃんと構造計算をしてくれる会社もあります。)

これは大きなデメリットになってしまうかもしれません。

木造住宅の基準は正直緩いです。

以前に比べれば震災などの経験により厳しくなっているのでだいぶ改善されているともいますが、そういう意味で業者さんの選定が大事になります。

過去の記事でも書きましたが、構造見学会や、建築中の現場を見せてくれる業者さんだと安心感が高まりますね。

 

シロアリの心配

木造の場合のデメリットかもしれません。

これは相談した建築士さんから伺った話ですが、シロアリは蟻道というものを作って地面から上がってくるため。床下や基礎の周りを時々観察して、蟻道ができたら駆除をしていくという方法で防げるそうです。

 

軽量鉄骨造はどうか

家を建てるにあたり、木造は木が腐食する。シロアリの被害があるのでは?火事に弱いのではないか?って不安がありました。

軽量鉄骨は主にハウスメーカーさんが採用していることが多い工法です。

予算のない僕にとっては選択肢からはずれてしまったのですが、

予算的に問題がなく、木造に不安がある方にとってはメリットがある工法だと思います。

軽量鉄骨のメリット

シロアリの心配がない

(これ一番のメリットではないでしょうか)

ただし、骨組み以外には木材が使われるので、全くないわけではないと思います。

工事が速い。

ハウスメーカーが作る軽量鉄骨造は工場で作られてきたものをアッセンブリーしていく感じです。

工期は木造より早いと思います。

棟上げの日に外観はできている感じです。

軽量鉄骨造のデメリット

実は火事に弱い

鉄骨造は火事に強そうなイメージを持ってる方も多いと思いますが、実は火事に弱いです。

夏は暑い、冬は寒い

これ、今は断熱の技術も上がって改善されてるかもしれません。

軽量鉄骨造の実家に住んでいた際の感想です。

昔の家なので断熱が悪かっただけかもしれませんが、近所の木造住宅に比べて夏は暑く、冬は寒かったです。

自身が鉄を扱う仕事をしている経験上あながち間違いでもないかと思うのですが、夏場の鉄は熱を吸収し、非常に厚くなります。

屋外の遊具なども子供がやけどするぐらい熱くなりますよね。

逆に冬場の鉄はすごく冷たいです。

リフォームしにくい

内装を変えるだけとかはできなくはないですが、構造上できないといわれることがあります。

構造をメーカーが計算して制作しているため、ノウハウがあるところでないとでできないようです。

建築したハウスメーカーか鉄骨造のノウハウを持った会社でないと難しいと思います。

鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造もありますが、かなり大規模な建物でしか採用されることはないと思います。

一般住宅向けではないと思うので割愛させていただきます。

いかがだったでしょうか?

あなたの家づくりの一助になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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