ひすいこたろうさんの著者、人生最後の日にガッツポーズして死ねるたったひとつの生き方。
今年4月のコロナ禍に出版されました。
幕末の時代が大きく動いた時代、またコロリ(コレラ)という疫病が流行っていた時代と、コロナ過の現在がリンクしているような気がしました。
人は必ず”死”を迎えます。
死とはネガティブなイメージだと思いますが、この書籍では死を迎える瞬間をガッツポーズで迎えるために激動の幕末を生きた5人の侍から学ぶことができます。
人生最後の日に ガッツポーズして死ねる たったひとつの生き方
人生で最も大切なものはお金ではなく時間
人生最後の日にガッツポーズして死ねるたった一つの生き方の冒頭
これがあなたの「命」です。命とは「時間」のことです。
砂時計の写真と共にこの一文が書かれています。
こうしてページをめくる間にも、あなたの寿命は縮まりました。
すごい始まりですよね。
でも本質なんだと思います。
時間とは過ぎてしまったら取り返すことができないですもんね。
時間に追われて生きるのか?時間を有意義に使って生きるのか?
後者で生きたいですよね。
1章 吉田松陰から学ぶ 『死』
1章は吉田松陰から学びます。
吉田松陰という名前は皆さんご存じだと思います。
牢獄に入れられても、あきらめず、学問を教えていたエピソードは有名ですよね。
書中で書かれている松陰の生きざまはまさにサムライ
今の時代でも自分は何のために生きるのかを考えるためのヒントがたくさん詰まっていると感じました。
自分が何をすべきか、何のために生きるのかを考え生きる。
自分が死んだ後も、志を受け継いだ人たちに影響を与える。
そんな生き方ができたらとてもかっこいいですよね。
そんな第1章でした。
2章 高杉晋作から学ぶ 『志』
2章は高杉晋作です。
高杉晋作という名前だけはさすがに知っていましたが、何をした人なのかは正直知りませんでした。
この章では高杉晋作が何を成し遂げたのが書かれていますが、大事なポイントは何を成し遂げたかではなく、なぜ、それらにチャレンジできたかということなのだと思います。
この章を読むと、高杉晋作が吉田松陰から引き継いだ”志”や心意気が学べます。
むずかしいから、できないからやらないからやるんではなくて何のためにやるのか
圧倒的にきびしいと思える状況でも挑戦挑戦する大切さを学べます。
3章 野村望東尼から学ぶ 『詩』
野村望東尼(のむらぼうとうに)僕はこの本を読むまでお名前も存じませんでした。
この章では野村望東尼の壮絶な人生やそのような経験をされた方だからこそたどり着いた境地を見ることができます。
これって、読書の醍醐味だと思います。
高杉晋作とのかかわりも描写されていますが、高杉晋作が詠んだ
『おもしろき こともなき世を おもしろく ・・・・』
この上の句に対する下の句がすてきでした。
おもろないな~、めんどくさいな~、なんかええことないかな~って思っているならば
それを変える答えがここにあります。
是非ご自身で確かめてみてください。
4章 ジョン万次郎から学ぶ 『始』
初めてアメリカ本土に渡った日本人、有名なジョン万次郎
明治維新の始まりはジョン万次郎からといっても過言ではないかもしれません。
漂流してしまった不幸を嘆いて投げやりになるのではなく、その境遇の中で、新しいことをどん欲に学び、成長していったことで、後に明治維新の中心人物になるような人財になった。
最初から、こうなりたいと目標設定して努力したのではなく、天命を与えられて、
自分の思いもしない人生を生きたのがジョン万次郎なのではないかと思いました。
想像もしなかった人生を過ごすためには、自分に与えられたことを一生懸命こなしていくことだと思います。
想像もしなかったような素晴らしい人生を生きたい方にはとても参考になると思います。
5章 坂本龍馬から学ぶ 『糸』
5章は坂本龍馬です。
坂本龍馬は
大好きな方がとても多い歴史上の偉人です。
日本人で坂本龍馬を知らない人はいないでしょう。
筆者のひすいこたろうさんも坂本龍馬が大好き。
というか龍馬の生きざまが大好きなのでしょう。
5章では龍馬がどのように生きたか、また現在私たちが暮らす日本は坂本龍馬なくしてはありえ中たことが学べます。
龍馬の生き方を学び自分がいなくなった世界に生まれてくる子供たちがこの国に生まれてよかったと思えるような未来を残す。
そんな生き方を自分の中に見つけられたらとてもワクワクしますよね。
限りある時間を大切にし、未来に受け継がれる志を持って生きる
まとめるとこの本激動の幕末に生きた5人の志や生き方を学び、
自分が何のために生きるかを見つけ、
自分がいない未来にどのようにバトンタッチをするのか
人生最後の日にやり切ったー!!
って笑顔で人生を終えられるためのメソッドを得ることができる1冊だと思います。
途中にワークもありますのでいろいろと書き込んで自分だけの一冊を完成させてみるのをおススメします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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